MONSTERとの
コラボレーション

START
はじまり

MONSTER 草桶嘉之氏との出会い

MONSTERは、現在の代表、草桶嘉之氏の祖父である草桶敬山氏が、1949年に足袋の縫製業として創業。2019年で70周年となる歴史ある会社だ。
現在では、従業員75人を擁し、高級レディースウェアを中心に、縫製加工を行っている。手がけるブランドには、COMME des GARCONS、ヨウジヤマモトなど多岐にわたり、このことからも各ブランドから技術に信頼を得ていることがうかがえる。
草桶氏と当社代表山本は、幼馴染だ。少年野球ではバッテリーを組んだ仲とのこと。高校からは別の学校に通ったが、社会人になっても交流は続いていた。
2009年、当社が設立された同じ年に、草桶氏もMONSTER代表に就任。くしくも、同じ年に会社を経営する立場となる。その後、定期的に互いに訪問していろいろと意見交換。何か共同で新しいことができないか、新しいモノを作れないか、機会をうかがっていた。
IMAGINATION
想い

世の中をもっとオシャレに

『縫う』という所作のルーツは、はるか古代まで遡る。人間は『縫う』ことによって平面の物をつなぎ合わせ、衣類や道具、住まいなど、様々な立体物を作り、生活を豊かにしてきた。
その後人々は、『縫う』ことによる装飾性を発見し、『着飾る』という、機能的な価値だけではなく、視覚的で文化的な価値を見いだした。やがてそれが一般化し、今や誰もが『装い』を意識して生活するようになった。
このような世の中で、草桶氏は自問する。
『縫製の技術者集団である私たちが、 世の中に貢献できることは何だろうか?』
その答えは、こうだ。
『服づくりで世の中をおしゃれにする』
しかし、どうやってそれを行っていくのか?それは、常に自問し続けながら追い求めていくもの、と草桶氏は言う。
TECHNOLOGY
技術

プロフェッショナリズム

MONSTER社の完成品保管場所に行くと、見たこともないような素材を使ったジャケットや、『これ、どうやって縫製してるの?』と思わせるようなシャツなど、一般的なお店ではお目にかかれないようなウェアが並んでいる。特にハイブランド品は、素材、デザインが非常に多様であり、当然ながら、その加工は複雑を極める。それを可能にしてるのは、様々な設備であり、熟練の技術者であり、長年の経験だ。
MONSTER社では、裁断、縫製、仕上げや検品など、縫製に関連する工程すべてを社内で行っている。一言で裁断といっても、生地により収縮率が全く違い、製品の柄の位置や方向合わせでカットする、など一筋縄ではいかない。縫製、仕上げの工程でも、一般の方の想像以上にプロフェッショナリズムが要求される。
THINKING
思考

技術が可能にするパッチワークの未来

私たちは、MONSTER社の技術の中で、特殊なミシンを使用したパッチワーク技術に注目している。このパッチワークは、生地同士の重なり部分がなく、厚みが均一に仕上がることが特徴で、ハイブランド品の加工などに使用されている加工方法である。
この技術を使って、何か新しいバッグができないか?現在、MONSTER社と共同で、商品を企画中だ。